【鹿島(カシマ)】

意味

天大神社をはじめとする三社があわさって香島の天大神となったとあり、これが現在の鹿島神宮の由来である。

鹿島

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詳細説明

鹿嶋の地名の由来は多くの説があり、その一つは『常陸国風土記』に記されている「香島天之大神の名に由来している」という説で、この説に基づくと、鹿嶋は神の名に由来し、風土記編纂時の郡名もここに関係付けられ、「香島」という漢字が当てられていましたが、その後の経緯により「鹿嶋」や「鹿島」または「香島」の表記が用いられ、このうち「鹿島」という表記は、狭義には周囲が水に囲まれた島嶼の意味を持ちながら、広義には海や河口に沿った港に関連する地域を指して「カシシマ」が転じたものという説もありますが、「カシシマ」説は実地的な証に欠け、歴史的な文献上でも明確な証拠は少なく、地名の正確な起源を完全に定義することは未だ困難であるという事実を示しています。