【弁才・弁天(ベンザイ)】

意味

インド最古の経典『リグ・ヴェーダー』のなかにあらわれる河川の神。水や豊饒の女神である。

弁才天、弁天

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詳細説明

布施弁天(紅龍山布施弁天東海寺)の地名由来は、大同2年(西暦807年)の大雷雨の中で赤い龍が現れ、手に持った土塊で島を作ったことに始まり、天女が村人の夢に現れて自身が但馬の国から来た弁財天であると告げたため、村人が光を辿って尊い御像を見つけ、小祠を建てて祀ったことから始まり、後に弘法大師空海が関東を訪れた際にこの話を聞き感銘を受けて寺を建立し、山を「紅龍山」と呼び、この地を弁財天の恩恵を寿ぐ意味で「布施」と名付け、嵯峨天皇が京に戻った空海の報告に感動し寺を勅願所としたことが起源であり、平安時代から続く歴史的な背景を持つ紅龍山布施弁天は、その地名の由来に欠かせない、地域住民の信仰と同時に土地の記憶として語り継がれています。