【蔵王(ザオウ)】
意味
平安中期以後、吉野の金峰山で崇拝された修験道独自の神である「蔵王権現」が祀られたことに由来する。
例
蔵王山
他
歴史地名
現代地名
詳細説明
蔵王という地名の由来は、奥羽山脈の複合火山群である蔵王連峰に関連し、この地域がかつて修験道の聖地とされ蔵王権現が祀られたことに由来し、古くは「刈田嶺」や「不忘山」という呼称で知られていたが、これらの歴史的な名称自体は平安時代の文献や和歌に見られ、明治時代においても名称に揺れが存在したものの、最終的にこの蔵王権現の名にちなみ「蔵王連峰」と総称されることになった。