【権現(ゴンゲン)】

意味

「本地垂迹説」では、仏・菩薩が衆生を救うために、権に神となって現れるというのである。

権現

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詳細説明

「権現堂」という地名の由来は、江戸時代後期に幕府によって編さんされた地誌「新編武蔵風土記稿」に記されており、この地名は村内に熊野権現、若宮権現、白山権現という三つの神社を合祀した旧社があったことから「権現堂村」という名が起こったとされ、これら三つの神社が、村の鎮守として存在していたことが地名形成に影響を与えたと考えられており、さらにこの社の創建は、天正年間(1573年から1592年)と伝えられていますが、詳細は定かではなく、江戸時代初期の慶長20年(1615年)の「下総国猿島郡幸手内権現堂村御検地帳」にも「権現堂村」の名称が確認されており、幸手市観光協会によれば幸手市内の国府間(887-3)に所在する県営権現堂公園がその地であるとされています。