【金精(コンセイ)】

意味

コンセイ(金精・金勢)サマは男根をご神体とする性神で、関東以北に分布する。

金精峠、金勢

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詳細説明

金精峠(こんせいとうげ)の地名の由来は、もともとこの地域が「こむら峠」と呼ばれていたものが、「きむら」と音が転じ、さらに金精権現の信仰にちなんで「きまら」と称するようになり、最終的には「金精峠」として知られるようになったと伝えられており、この峠は栃木県日光市と群馬県片品村の境にあり、温泉ヶ岳と金精山との鞍部に位置し、金精神社がその峠上に祀られていることから、峠の名称はその神社に由来しているとされます。標高2024メートルの場所に位置するこの峠には、性器崇拝の神である金精大明神を祀る神社があることからその名を冠し、その名称には土地の歴史や信仰が深く関わっており、地理的にも日光山の修行僧の峰修行の路として開かれた由緒ある地であり、また1965年には金精道路の一部を成すトンネルが開通し、観光や交通の重要なルートともなりました。