【牛王(ゴウオギ・ゴウノギ)】

意味

牛王=牛王宝印。神社の祈年祭やオコナイで授けられた牛王木は豊作と虫除けを祈って田の水口や苗代にさす。

牛王木、郷の木、郷ノ木

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詳細説明

「牛王(ごうおぎ・ごうのぎ)」の地名は、神社で授与された「牛王宝印(ごおうほういん)」に由来する。祈年祭やオコナイの際に配られる牛王木(ごうおうぎ)は、豊作や虫除けを祈願して田の水口や苗代に立てる風習があった。この「牛王木」が転じて地名化したと考えられ、表記には「牛王木」「郷の木」「郷ノ木」などの異形が見られる。信仰と農耕儀礼が結びついた、民俗的背景の深い地名である。