【轟(トドロキ・ドウメキ)】

意味

滝、堰、瀬などで川の水が落ちて音をたてるところをいう。水の音をあらわす擬音語からきた地名である。

トドロキ(轟)、百目鬼、道目木、銅目鬼、百目木

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詳細説明

東京都世田谷区と神奈川県川崎市中原区に共通して存在する地名「等々力(トドロキ)」は、「轟(トドロ)」や「ドウメキ」という他の地名と同様に、川の段差や滝壺などで水が落ちて響く音を指す自然の擬音語に由来し、これらの地名は水の流れや音に関連する地域に多く見られ、日本全国の多くの場所で見られるように、通常静かで人の少ない昔、特に夜間において水の落下音が銘記されるほどに強く印象的であり、その音が目に見えない存在として地名に採用される形で地域の特徴として文化的にも深く根付いているものであり、また、こうした「等々力」のような地名は、その歴史的・地理的背景とともに、地域の人々に親しまれ独自の風景を形成し続けており、その結果、都市開発が進んだ現代においても過去の自然環境と人々の生活の在り方をしのばせる場所となっている。