【栗（クリ）】

意味

グリともいう。岩礁あるいは海の中にある隠れた岩を意味する地名で、日本海沿岸の広い範囲でみられる。

例

栗谷浜、大栗ヶ浜、小栗ヶ浜

他

歴史地名

現代地名

詳細説明

滋賀県の栗東市の地名に関して、栗（クリ）に関連する地名由来としては、「来栖（くるす）」があり、この地名は日本武尊（ヤマトタケルノミコト）が東国を征する際に笠間の地を通り過ぎ、長い旅路に疲れた彼のもとに、村人の若者、彦一が栗の実を籠いっぱいに集めて差し出し、日本武尊がこれを喜んで「この地は美味しい栗の実が豊富に実る素晴らしい場所である」と思い、「くりのす」と命名したと伝えられていますが、やがてこの名称が変遷を経て「栗栖」と書かれるようになり、その後、「来栖」と表記されるようになりました。