【灘(ナダ)】

意味

海岸の意味を持つ地名、岩も島もない全体に砂の沖に向かったところ、または荒い海をいう。

鹿島灘、相模灘、熊野灘、薩摩灘

崩壊

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詳細説明

灘の地名の由来は、兵庫県南東部に位置し、現在の神戸市灘区や西宮市にかけての海岸地帯が「灘」と称されるようになったのは、正徳6年(1716年)頃からであり、この地域は摂津国の一部として大阪湾に面しており、水流が早い場所や潮流が強い海洋を意味する「灘」という言葉が古くから航海の難所を指す用語として使われていたことから、この地域の沿海地が総称して「灘」と呼ばれるようになったと考えられており、さらに灘地方は、江戸時代における日本一の酒どころとして「灘五郷」と呼ばれる地域に発展し、西宮市の西宮郷や今津郷、神戸市の東灘区や灘区に含まれる東郷、中郷、西郷がその範囲に含まれ、この地域特有の清酒業の発展は、特に天保11年(1840年)に発見された良質な硬水である「宮水」が酒造に利用されたことにより名声を高め、近代では、工業地帯としての発展や輸送体制の整備と相まって、灘は清酒の産地としての地位を確立し続けてきた。