【鈩(タタラ)】

意味

鑪は、足を踏んで風を送る鞴のことで、これと鈩を中心とする製鉄の施設を指す。

鑪、鈩、鈩谷、鈩床、多々等

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詳細説明

鈩(タタラ)に由来する多くの地名は、日本の伝統的な製鉄技法たたら製鉄に関連しており、特に中国地方や奥出雲町などでは「鈩」や「鈩原」といった地名が存在し、これらの地名はかつてその地域でたたら製鉄が行われていたことを示唆するものであり、中国地方では鈩を含む地名以外にも「鉄」「多々良」「鍛」など製鉄に関連した文字が地名に使用されていることが多く、これらは製鉄活動の跡を示していると言われ、さらには砂鉄採取が行われた地域では「鉄穴(かんな)」を含む地名が見られることがあり、こうした地名は航空写真で地形を確認することで砂鉄を採取した跡地が特定されることが多く、大きく地形を変える作業であった鉄穴流しの名残として地名に刻まれており、また岡山県内にもたたらにまつわる地名が存在し、これらは地名を通して地域の製鉄の歴史を掘り起こし、地名の由来を探ることはまさに地域の歴史を理解する上で重要な役割を果たすとされ、その地区での過去の生業について研究していく上で欠かせないアプローチとなっています。