【菅原（スガハラ）】

大阪市東淀川区に位置する「菅原（すがはら）」という地名は、奈良県奈良市菅原町に由来しており、この地名は781年（天応元年）に菅原宿禰（菅原氏）の氏姓が授けられたことに関連するもので、古墳時代には既に記録に残っている、さらに宮城県黒川郡大郷町中村周辺、または宮城県栗原市栗駒沼倉留岡にも関連し、これらの地域では「菅原」の地名が草分けとして知られるほか、鹿児島県鹿屋市下祓川町でも、江戸時代に門割制度の一環として「菅原門」という名が用いられたことがある歴史を持ち、その名の由来は通常「スゲ（菅）の生える原」という自然の地形から派生したとされており、またこの地名は、日本の各地に様々な姓として広く分布していることからも、非常に古くから使用されている地名であることが窺えます。