【八丁堀(ハッチョウボリ)】

意味

京橋川の下流をいう。寛永年間(一六二四~四四)に通船のために掘り割られたものである。

八丁堀

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詳細説明

八丁堀(はっちょうぼり)という地名の由来は、江戸時代の寛永年間(1624~1644)に通船の利便性を図るため、京橋川から隅田川へ至る運河として掘削された堀の長さが八町(870メートル)であったことに因むものであり、この堀の周辺は町奉行所に属する与力・同心が住まう組屋敷の存在からも広く知られており、その後も長らく町人や町奉行に従事する者たちの暮らしと関わりを持ち、さらに近代に入っても商業や交通の要所として重要な位置を占める地域として続いてきた。