【雑司ヶ谷(ゾウシガヤ)】
意味
禁中雑色を勤めた柳下若狭らが浪々してこの地に来り住みついたことから雑司ヶ谷の名が生まれたと伝える。
例
雑司ヶ谷
他


詳細説明
雑司ヶ谷の地名は、元々南北朝時代に京都の朝廷で雑色という下級官職に就いていた者たちがこの地に移り住み、その子孫と共に村を形成したことが由来と言われており、またこの地域には「曹司」と呼ばれる高位の官人の子息が住む場所という意味も含まれていたが、後に徳川八代将軍吉宗が鷹狩のため訪れた際に「雑司ヶ谷村」と記すよう命じたため、この名称が定着したとされており、その名に含まれる「谷」は地形的に弦巻川などの川が流れていたことから、谷間の地形を指していると考えられる。