【駿河台(スルガダイ)】

意味

お茶の水の神田川が掘り割られたため、本郷台地から切り離された南側の神田台の呼び名。

駿河台

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詳細説明

駿河台(スルガダイ)という地名は、東京都千代田区北部に位置し、かつては「神田山」「神田台」と呼ばれた地域の台地であり、地名の由来には、徳川家康の死去後に家康の家臣であった「駿府詰」の武士たちが江戸に戻り、この地域に居を構えたことから「駿河台」と称されるようになったことが挙げられますが、そのほかにも、徳川忠長(駿河大納言)邸が存在していたことや、遠く駿河国の富士山を望むことができたことなど、いくつかの説があります。また、この地域は江戸時代には神田川の開削工事により周辺と分離され、旗本の屋敷地が形成されましたが、明治以降になると大学や書店が多く集まったために学生街としての性格を持つようになり、現在も多くの教育機関や文化施設が立ち並ぶ地域として知られています。