【品川（シナガワ）】

「品川」という地名の由来については複数の説がありますが、最も有力とされているのは、かつて「品川」と呼ばれていた目黒川の古名に由来するという説であり、この名称の変遷には、階段状の地形での平坦地を意味する「階（しな）」から転じた「階しな川」や、川が河口付近で大きくカーブしているために「しなり川」が変化したと考えられる説が含まれていますが、正確な由来は明確には分かっていません; ただ、品川という地名は古くからあるもので、元暦元年（1184年）の田代文書に初めて登場し、江戸時代には東海道五十三次の品川宿が置かれるなど、歴史的な交通の要衝として知られ、昭和初期には東京都品川区の区名として採用され、その後、旧荏原区と合併して現在の品川区に至っています。