【鳴海(ナルミ)】

意味

東海道を歩いていると、海の鳴る音が聞こえてきたということに由来。

鳴海

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詳細説明

鳴海(なるみ)は、愛知県名古屋市緑区にある地域名で、古くは尾張国愛知郡に位置し、743年(天平15年)の東大寺正倉院丹裏古文書には「成海郷」と記されていることが初見であるが、時代を経るごとに、鎌倉時代には熱田から豊明市に通じる鎌倉街道沿いの地として栄え、また鳴海潟の名で古代・中世の紀行文や歌枕に登場する景勝地としても知られており、江戸時代には東海道五十三次の宿駅の一つである鳴海宿が形成され、藩の行政管理拠点としても機能し、地域特産品としては鳴海絞り(後の有松・鳴海絞)が有名で、また1963年には名古屋市に編入されて緑区の一部として現在に至っている。