【名古屋(ナゴヤ)】
意味
中世、武士の館の「根古屋」に由来する。尾張一帯には無数の根古屋が点在する。戦国時代の要となっていた。
例
名古屋
他


詳細説明
「名古屋」という地名の由来に関する興味深い歴史的背景は、元々、現在の名古屋市中区の北部、現在名古屋城が所在する地域を指して「那古野」と表記され、平安時代末期には荘園名として同地が文献に登場し、その後、南北朝時代に至るまで「尾張国那古野荘」として言及されるに至ったもので、戦国時代には織田信秀が今川氏から那古野城を奪取し、今川氏により城が築かれたこの地にその後、視界に異なる表記も確認されており、主には「名護屋」と「名古屋」の表記が併用され、江戸時代に入り徳川家康がその地を見定めて築城し、1616年に尾張藩主となった徳川義直がここに居を移して以降、城下町として発展しましたが、遂には明治3年の名古屋藩監察令によって正式に「名古屋」と表記が統一されるに至ったのです。