【知立(チリュウ)】
意味
知立神社の御祭神とされる伊知理生命に由来する。鎌倉期に「智鯉鮒」、江戸時代に「池鯉鮒」と呼ばれる。
例
知立市
他


詳細説明
知立の地名の由来は、7世紀後半の木簡には「知利布」と記され、8世紀の木簡には「知立」と記載されたことに遡り、平安時代の『和名抄』には「智立」として現れ、江戸時代には「池鯉鮒」の名称で東海道の宿場町として栄え、また、一説にはこの地域に鎮座する知立神社を建立したとされる神話上の人物「伊知理生命(いちりゅうのみこと)」に由来するともされ、また地名の「池鯉鮒」は知立神社に近い御手洗池に多くの鯉や鮒が生息したことに由来し、このような歴史的経緯や神話が交錯しながら今日の知立という地名に至っている。