【上社(カミヤシロ)】

意味

社(やしろ)郷と呼ばれていましたが、後に矢白神社を中心に上社村と下社村ができたことが由来。

上社

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詳細説明

名古屋市名東区の上社(かみやしろ)、下社(しもやしろ)、一社(いっしゃ)などの地名の由来は、古くはこの地域に存在した「矢白神社」に帰せられ、伝説によると、武内宿祢(たけのうちのすくね)という人物が、干魃で荒れた田畑の多いこの地を通りかかり、白い鷹の羽で作られた矢を村人に与え、それを御神体として水神を祭るよう勧めたところ、不思議と丘の窪地から清流が湧き出し、以来この水は枯れることがなかったと言われます。村人たちはこの矢を祭り、祠を建て「矢白神社」と呼び、後にその名前が「社(やしろ)」として土地全体にも用いられるようになり、現在の地名に繋がっているとされています。