【亀虎(キトラ)】
意味
キトラ古墳は明日香村大字阿部山小字「上山」にある。「キトラ」は「北浦」付近の地名であった。
例
亀虎
他


詳細説明
「亀虎 キトラ」という地名の由来には複数の説が存在しており、それにはキトラ古墳内の壁画に描かれた亀と虎の姿から「亀虎古墳」と呼ばれた説や、古墳の南側にある地名「小字北浦(きたうら)」が転訛して「キトラ」になったという説、さらに古墳の位置が明日香村阿部山集落の北西方向にあるため、四神で北をつかさどる玄武(亀)と西をつかさどる白虎(虎)に因んで「亀虎」と名付けられたという説があり、これらの説が示す通り、地名には地域の歴史、文化、古墳の発見経緯、さらには古代中国思想などとの深い関わりが感じられ、このように多様な要因が地名形成に寄与したと考えられます。