【錦織・錦部(ニシゴリ・ニシコオリ)】

意味

古代の職業部である錦織部に由来し、ニシゴリはニシキオリの約まったもの。

錦織、錦部

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詳細説明

「錦織」「錦部」「錦郡」などの地名の由来は、多くの場合、錦を織る技術を持つ渡来系の部民が居住し、地域の発展に寄与していたことに遡り、これらの氏族は古代からの織物文化を担い、特に奈良時代や平安時代には各所でその技術力を駆使して社会や経済の発展に貢献していたため、その居住地域が「錦織」や「錦部」などと呼ばれるようになり、また地名や姓に「錦」という文字を含めることで、彼らの職能や文化的背景が強く印象として残され、さらに特定地域の豪族や公家としても発展し、その名は公文書や歴史的な記録にもしばしば見られることから、当人達の住んだ土地やその周辺が「錦郡」「錦部郷」などの地名に公式に採用されることも多かったとされる。