【沓掛(クツカケ)】

意味

履物の沓(わらじ)を宿で履き替えることから起こった地名といわれ、中山道沓掛宿がよく知られる。

沓掛、沓懸

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詳細説明

長野県東部の軽井沢町中軽井沢に位置する「沓掛(クツカケ)」という地名は、もともと中山道の宿駅であり、古代には長倉郷に属して地域内の長倉神社と関係があるとされ、俗界と聖界の境と考えられる箇所で旅人が無事を祈願して草鞋や馬の沓を道祖神や山の神に捧げた風習に由来すると言われ、近世には浅間三宿の一つとして発展を遂げ、明治時代以降は観光地としての賑わいを見せたが、地名は1960年に「大字長倉中軽井沢区」に改称され、地名としてはその名残を現在に伝えていない。