【北条・南条・東条・西条(ホウジョウ・ナンジョウ・トウジョウ・サイジョウ)】

意味

平安中期以降、郡や荘園の内部区分として用いられた呼称に由来する地名。

北条、南条、東条、西条

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詳細説明

「北条」「南条」「東条」「西条」といった地名は、古代から中世後期にかけての土地区画整備制度である条里制に由来しており、条里制では1町(約109メートル)四方の区画を1坪とし、これを6つ縦に並べたものと横に並べたものを組み合わせて、土地を体系的に整備していたため、土地の横方向を「里」、縦方向を「条」とし、例えば「北条」「南条」などはそれぞれの方角に位置する区画の境界や特徴を示す地名として生まれ、その後、鎌倉幕府執権北条氏などのように地域に結びついた苗字や地名として広がったと言われています。