【倉敷(クラシキ)】

意味

荘園の年貢などを本家・領家へ送るまでに、一時的に納めておく建物ないしそれが建てられていた場所のこと。

倉敷、蔵敷

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詳細説明

倉敷という地名は、倉敷美観地区で知られる地域の中世からの年貢米や貢納物を集積する「倉敷地」に由来しており、普通には「蔵屋敷」とされる場所がいつしか「倉敷」と呼ばれるようになり、戦国時代から安土桃山時代にかけて村として形成されたとされていますが、地域が繁栄したのは江戸時代に幕府直轄の支配地として発展し、運河が整備されて内陸の港町として豪商が興隆し、物資の集散地として重要な役割を果たしたことによると言われています。