【堀の内(ホリノウチ)】
意味
居館の特色である堀をめぐらすということが象徴となって、領主の屋形を「堀の内」と呼ぶようになった。
例
堀の内
他
歴史地名
現代地名
詳細説明
堀の内(堀ノ内、堀之内)の地名の由来は、中世日本において武士や在地領主がその生活拠点である館(たち・たて)を築く際に、館の防御と農作業の利便性を兼ねて館の周囲に堀を設け、その堀の内側を土塁や土塀で囲んだことに由来し、このように堀で囲まれた領主の館地区は「土居(どい)」とも称され、特に関東地方では武士の館を核に発展した根小屋集落を指すこともあり、こうした堀の内構造は後に地域の集落や町の成長とともにその地域名として残っていき、現代まで地名として多くの地域に名を留めている。