【麓(フモト)】

意味

城の麓に設けられたことからフモトと呼ばれた。この「麓」制度は薩摩藩によってはじめられたものである。

麓、府本、府元

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詳細説明

奈良・平安時代に官道であった日向16駅の一つ水俣駅が存在したとされる都城市山之口町の麓地区は、薩摩藩時代に地頭館が置かれていたことから「府本(ふもと)」と呼ばれており、これが転じて「麓」という地名が生まれ、この地域は険しい青井岳山中へ通じるための入口であり、そのために「山之口」という地名が与えられ、またこの麓地区では一人づかいの人形芝居「文弥人形」が伝承されており、その文化が1995年に国の重要無形民俗文化財に指定された特別な地域であることから、地元の伝統や地名の由来が深く文化と結びついている例を示しています。