【砦(チャシ)】

意味

地形的には海岸丘陵、沼沢または海岸に近い丘陵などの要害の地に堀をめぐらし、内側に土塁を作る。

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詳細説明

チャシという地名は、アイヌ語で「砦」や「館」、「柵囲い」を意味し、16世紀から18世紀にかけてアイヌが北海道の根室半島を中心に築いた城を指し、これらのチャシの一部は現在では国指定の史跡となっており、この地名由来は、特に山の上に割木の柵を巡らせた防御施設を指すアイヌ語に由来するものとされており、また、地域や用途によって様々な種類や名称が存在し、例えば討論の場に使われるチャランケ・チャシ、断崖の上にあるピラ・チャシ、山砦のキムン・チャシ、大型のポロ・チャシ、小型のハチヤコ・チャシなどがあり、特に函館山の峰にあったチャシが函館の地名の起源説の一つとして、「ハク・チャシ(浅い砦)」が転じて「箱館」、「函館」になったとされています。