【虎口(コグチ)】

意味

城郭の要所に当る部位の名称で、敵勢が一時に攻めこまないように道路を狭くし曲折させてあるところをいう。

虎口、小口

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詳細説明

「虎口(こぐち)」の地名由来に関しては、もともとは中世以降の城郭における出入り口を示す用語で、特に城内への重要な通路を指すが、この用語の地名への由来としては、城郭や防衛拠点があった場所、またはその地理的な特性によって防御の要所として機能していた場所が、地名として「虎口」と呼ばれるようになったことが考えられ、たとえば栃木県の那須郡那珂川町や新潟県新潟市に存在する地名としての「小口(コグチ)」は、防御に関連した歴史的背景や地形的条件が反映されている。