【別府(ベップ)】
意味
中世から江戸初期にかけて別府とも書き、旧来の荘園に対して別の免符によって開拓した荘園を意味する。
例
別府
他


詳細説明
大分県中部、別府湾に位置する別府市の地名は、平安末期から戦国期にかけて成立した土地制度に由来し、特別な免符によって成立した「別符(べっぷ)」という荘園に起因するという説が有力であり、これは当初「石垣荘に対する別の免符」に基づいていたとされ、別府市はこの特別な区域から名前を受け継いで現代に至っており、江戸時代には大部分が幕府直轄地であったため、温泉宿の営業が許可されていたことから、温泉を中心に発展を遂げ、多岐にわたる泉質を持つ数々の温泉や観光資源を有する国際的な温泉保養都市として栄えるようになったのです。