【ハリ(ハリ)】

意味

ハリは、治・墾・榛などとつくる。未墾地の開墾をあらわし、榛はハンノキという木の植生地に基因する。

新治、今治、今張、尾張、小張、小針、治田、春田、針間、榛原、榛名、榛谷、幡多、播磨

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詳細説明

筑紫野市の「針摺」という地名の由来は、菅原道真が大宰府を訪れた際、天判山(天拝山)からの帰路に「何をしているのか」と一人の翁に出会い、翁が斧を石にあてて一生懸命に擦って針を作っていると答えたことから、道真はその精勤の意味を悟り、無実を天に祈るために天判山に戻ったという伝説に基づいており、この際に翁が斧を擦っていた石が「針摺石」としてこの地で知られるようになり、初め「針磨」と呼ばれていたものが、後に「針摺」という地名に変化したとされ、この石には阿弥陀三尊を示す梵字が刻まれているという文化的背景もあります。