【山名(ヤマナ)】

意味

町名の由来は、応仁の乱の西軍の大将、山名宗全の邸宅があったことによる。

山名町

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詳細説明

「山名(ヤマナ)」という地名の由来は、その地名が存在する地域によって異なることがあるが、静岡県袋井市の例では、「月見里」と書いて「ヤマナシ」と呼ばれ、情報の中で紹介されている理由として、「山がないからヤマナシ」という言葉遊びの一種から始まったと推定されるが、また、古代にはその地域周辺の山々を現代でいう山とは異なり「岡」と称していたために、山がない地域の意として用いたことからこの地名が成立したとも考えられ、さらに「月見里郷」や「山梨郷」といった地名が、日本各地の古い地名に見られ、月見の名所としても位置付けられたことから、清らかな自然と豊かな作物に恵まれた地、この地に集まった文化人の影響を強く受けた場所であったことも、「月見里」の呼称の確立に寄与したとされることに加え、これらの地名の存在が、1500年以上前に勢力を持った物部氏の影響下にあったとされ、物部氏の一族の一人であるヤマナシヒメの名に由来するとの説もあり、日本各地に同様の地名が見られることから、これらの地名のルーツが袋井市のものにあると考えられることから、「ヤマナシ」「ヤマナ」という地名には歴史的、文化的な背景や広まりがあることが伺える。