【島原(シマバラ)】
意味
正式には西新屋敷傾城町というが「島原」の通称のほうがよく知られた。通称の由来は、島原の乱による。
例
島原
他


詳細説明
島原という地名は、長崎県の南東部に位置し、島原湾に面した地域であり、その地名の由来については、鎌倉時代以降の記録に見られる「嶋原」や「島原」という表記に基づくもので、古来より水の都としても知られるこの地は、江戸時代には島原藩の城下町として発展し、特にキリスト教の影響が強かったことが「島原の乱」などの歴史事件に結びついていますが、さらに古代には高来郡に属し有馬氏の所領であったこの地は、山々に囲まれた自然豊かな地域であり、多くの湧水を特徴とする扇状地を基盤とする歴史が深い地域であることから、本来は地形的特徴や古い歴史に基づく名称であり、また京都市の「島原」という地名においては、1640年に六条三筋町から移転して開かれた遊郭の俗称として用いられ、これが「島原の乱」に由来するとの説もありますが、確証はなく、単に遊郭という形から名付けられたとされています。