【嵯峨(サガ)】
意味
愛宕山など背面の山々が険しいからとも、またサツガツ山(嵯峨山)の名を移したものともいわれている。
例
嵯峨
他


詳細説明
京都市右京区に位置する地名「嵯峨」の由来は、古くから平安時代に嵯峨天皇の離宮が営まれ、その後も王朝貴族の別荘地や隠棲地として知られ、周辺には天龍寺や大覚寺、清凉寺などの重要な寺院や名勝が数多く存在することに由来し、この地域は元々山城国葛野郡に属し、保津川の北部に広がる丘陵地帯で、文化的にも豊かであるため京都の名勝地として文献や和歌にも頻繁に登場し、また室町時代以降には製材業が盛んで、材木の流通拠点としても重要な役割を果たしましたが、1931年には京都市に編入されることで、歴史的・文化的背景を受け継ぎながら都市化が進んでいきました。