【祇園(ギオン)】
意味
京都の代表的な広域地名。現在では祇園社の門前の四条通を中心とした鴨川東の花街町を意味することが多い。
例
祇園
他


詳細説明
祇園(ぎおん)という地名の由来については、京都市東山区の八坂神社(旧称:祇園社)周辺の地名として知られ、この「祇園」という名称は、もともと仏教の用語「祇樹給孤独園」(ぎじゅぎっこどくえん)に由来しており、これは古代インド、コーサラ国の国王太子ジェータと豪商スダッタが、釈迦の説法のために造営した寺院の名前であり、日本においては、平安時代に疫病封じとして信仰を集めた御霊信仰とも結び付き、平安京におけるその発展に伴い、徐々に市街地化していった地域の中心で、八坂神社のある場所として定着していったとされている。