【勧修寺(カンシュウジ)】

意味

山科盆地の南に位置し、西部は山地、東部は平地となっており、平地部に地名の由来となった勧修寺がある。

勧修寺

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詳細説明

「勧修寺(かんしゅうじ)」という地名は、京都市山科区にある真言宗山階派の大本山である寺院「勧修寺(かじゅうじ)」に由来しています。この寺院は、平安時代の900年(昌泰3年)に醍醐天皇が母・藤原胤子の追善のために創建しました。寺名の「勧修寺」は、胤子の父であり醍醐天皇の外祖父である藤原高藤の諡号「勧修」にちなんで名付けられたとされています 。 地名としての「勧修寺」は、寺院の存在に由来しており、周辺地域の町名(例:勧修寺仁王堂町、勧修寺東栗栖野町など)にも用いられています。なお、寺院名は「かじゅうじ」と読みますが、地名としては「かんしゅうじ」と読むのが一般的です 。 このように、勧修寺の地名は、寺院の創建と深い関わりがあり、地域の歴史や文化を反映しています。