【稗田(ヒエダ)】

意味

一族の一部が朝廷の祭祀を勤めるために、大和国添上郡稗田村に本拠地を移し、稗田姓を称した。

稗田

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詳細説明

「稗田」という地名の由来は、日本全国に広がる農業の歴史と深く結びついており、この地名はしばしば気候や地形によって農作物の生育に適さない場所、特に水田が稲の育成に不利な条件下にある土地を指し示していますが、その背景には、かつてこうした条件の悪さを逆手に取って、米よりも耐性が高く収穫を見込める雑穀の「稗(ひえ)」を栽培した歴史があると考えられ、つまり「稗田」という地名は、こうした場所での栽培活動に由来し、その土地で生き抜くための先人たちの知恵が込められており、これに関連して奈良県の「稗田」では、古事記の編纂者の一人である稗田阿礼の出身地とされ、やはり自然条件の厳しさとの闘いがあったことが伝えられていますが、冷えた水温や水はけの悪さが問題となる地形的要因により、こうした土地の名称が同様の意味合いを帯びることが多いことから、「稗田」という地名は日本各地で共通する自然条件や歴史的背景を反映した結果として存在していると言えます。