【芝(シバ)】

意味

芝草の自生地の意。

芝、柴、新発、紫波

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詳細説明

東京都港区の「芝」の地名由来には、多くの説が存在しており、その一つには、海岸に近い場所で海苔の養殖に用いられる竹や木の枝を立てて海苔を育てる「海苔そだ」と呼ばれる構造物に使用されていた「柴」が「芝」に変化したとする説があり、また、室町時代にかつて管領を務めた斯波氏がこの地に住んでいたことにちなんでいるとする説もあります。他に、現代のように高層ビルが立ち並ぶ以前にはこの地域一帯が芝が生い茂っていたためとする説や、京都の「更科日記」に記された「竹柴寺」に由来しており、「竹芝」という地名とも関連することを示している説も提示されています。また、芝地区の位置する港区に関連する地名には、「柴」やその下に堆積した肥沃な土を示す「芝」や「柴」があり、河川による浸水被害やその背景にある歴史的な変動をも示していることから、「芝」は地域の自然環境や歴史の影響を受けた複雑な背景を持つ地名であることが示唆されています。このように、「芝」というたった一文字の地名でありながら、歴史の中でさまざまな要素が影響し合いながら形作られてきたことがわかります。