久米島仲里村にあるイーフビーチはリゾート地として知られている。イーフとは方言で泥土を意味する名称。

方言ではウフドウと訓む。ドウは浅い皿のようにやや窪んだ地名を指す名称である。

オーのつく島は奥武島となり、沖縄には七つの島が見出されている。

沖縄は中山の一部、あるいは沖漁場などの説がある。琉球は、古くは沖縄を大琉球、台湾を小琉球と呼んだ。

海岸の砂浜堆積物を兼久と称し、その場所も兼久である。浜堤や砂丘が発達し、そこに集落が立地している。

キナとは焼畑を意味する地名で沖縄県だけでなく各地に分布する地名である。

城の方言はグスクである。遺構、遺跡、聖域としてのグスクの定義は研究分野によって異なる。

沖縄本島中部の北谷町の村落。桑江の集落はその背後の台地の崖下の低地に立地していたことに由来する地名。

石灰岩が分布する地域にみられる地名（方言名テーラ）。溶食地形のドリーネ、洞穴を意味する地形地名。

トウバルは地形に由来する地名で平坦な場所、あるいはその一帯では比較的平坦な場所であることを意味する。

方言で「チグチ」といい、やがて渡久地という港のある地名に転じた。

那覇市若狭町にある波上宮が位置する琉球石灰岩台の断崖にグスクがある。花城の漢字を当てている。

沖縄には二つの異なった赤色土壌が広く分布しており、いずれも真地と呼ばれている。

仲松弥秀は『マキヨ村落攷』で、マキとは同一血縁集団あるいはその村落名であると定義している。

ミンナジマは、サンゴ礁（裾礁）に囲まれた隆起サンゴ礁がつくる標高二〇メートルほどの低平な島である。

方言でもヤンバルという。沖縄本島北部の名護市を含む国頭郡の俗称である。

海岸地名を表す呼称の一つに与那地名が挙げられる。