荘園内部の地目に由来する地名。公事が免除され年貢だけを負担した。一方、開発地も一色と言われていた。

中世の行政領域ないし所領を示す単位に由来する地名。

垣根の内を意味する「「かきつ」「かきと」から変化した呼称。もとは垣によって囲まれた耕地を意味した。

平安時代に荘園の本免田に付け加えられた荘田のこと、ないし付加を実現しようとする行為のこと。

地名の由来は不明。伊勢神宮の神田があった故とする説や御田を神田明神のものとする説もある。

神社に与えられた封土に由来する地名。

中世荘園の荘官ないしそれが給与された田地に由来する地名。

荘園の年貢などを本家・領家へ送るまでに、一時的に納めておく建物ないしそれが建てられていた場所のこと。

中世の農民の屋敷地ないしそれへの賦課に由来する地名。

領主の直営地に由来する地名。正作は、荘園領主あるいは在地領主の経営の要になる作田という意味がある。

中世の百姓の屋敷地に由来する地名。南九州地域に多い。在家と同様の構成を指して薗（園）と呼んだ。

すでにある程度労働力が投下されるなどして、開発権が優先的に承認されていた耕地を意味していた。

領主の直営地に由来する地名。佃は「田つくる」に起因する用語で「直営」であることを表現した呼称である。

古代の国衙ないし中世の守護所に由来する地名。国府の中のことを府中といわれるようになった説がある。

平安時代後期以降の国衙領内部の所領の由来をもつ地名。

平安中期以降、郡や荘園の内部区分として用いられた呼称に由来する地名。

11世紀以降起こった郡郷制の再編の結果生じた地名。

もとの荘園の隣接地が寄進などを通じて新たに領有が認められた荘園のこと。

中世の荘園の支配機構に由来する地名。荘園運営のための施設を政所、荘政所と呼んだ。

天皇家や伊勢神宮・賀茂神社などの所領に由来する地名。

中世の在地領主、土豪、百姓などの屋敷地に由来する地名。

中世の荘園制支配に由来する地名。