宇
宇
ウイ
ウイの語源には地形説、新開地新田説、熊野三笛の一つ宇井氏の所領・居住地説、転音説、牛牧説等々ある。
小規模な村落や山間部の集落に由来し、自然環境や集団生活の特徴が色濃く反映された地名。
ウイの語源には地形説、新開地新田説、熊野三笛の一つ宇井氏の所領・居住地説、転音説、牛牧説等々ある。
村落の形態変化もありその実態は一様ではないが多くの屋敷の集まった集落地をカイトと呼ぶようになった。
住居を中心とする一区画の屋敷地のことをカドと呼び、それが部落など小地域結合の名称として拡大したもの。
小路、すなわち小さい道の意から発した語と思われ、小さい道に囲まれた小さい地域の呼称となったもの。
シマは島嶼や岩礁を指す。部落またはその内の小区画の呼称、氾濫原の中の自然堤防上の微高地をいう。
集落の小区画すなわち小組のことを呼んだり、組のことをズシといい、それぞれ何々ズシの名がある。
部落内の小区画。古くからの「労働と祭りの共同の場」という意味が、最小地域共同体の呼び名になっている。
鹿児島の各地で士族集落をいう。近世の薩摩藩において在郷の武士団の居住集落として形成された。
村落内の小区画をいい、漢字では「触」の字を当てる。方向に関係する名称が多い。
ホラと称する地形は、短小な渓谷で谷頭が閉寒されていて、谷底が緩傾斜で水田や湿地を伴うような形のもの。
漢字ではいずれも「谷」と当てる。台地・丘陵面を侵食した浅い湿った小さい谷をいう語である。
本来屋敷・屋敷地の意であるが、個々の宅地以外に地域結合を指してヤシキと呼ぶ事例がある。